高市早苗氏、入閣は「辛い気持ちで一杯」 旧統一教会めぐり連続投稿

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安倍龍太郎 笹山大志

 高市早苗経済安全保障担当相が14日夜、自身のツイッターに連続投稿し、岸田文雄首相から入閣要請の電話を受けた際、前任の小林鷹之前経済安保相の留任を求めたにもかかわらず、自らが入閣したとして「戸惑い、今も辛(つら)い気持ちで一杯です」と書き込んだ。現職の閣僚が、こうした経緯を明らかにするのは異例だ。

 高市氏はツイッターで、21年前に「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の友好団体の月刊誌に自らの対談が掲載されていたことに触れ、「岸田総理から入閣要請のお電話を頂いた時には、優秀な小林鷹之大臣の留任をお願いするとともに、21年前の掲載誌についても報告を致しました」と書き込んだ。その上で、「翌日は入閣の変更が無かったことに戸惑い、今も辛い気持ちで一杯です」と心情を吐露した。高市氏は10日の就任会見で、月刊誌に掲載されていたことを認め、謝罪していた。

15日の閣議後にも「つらい思いはまだある」

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    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2022年8月15日21時3分 投稿
    【視点】

    人事直前に経産相続投を希望した萩生田政調会長といい、組閣後になって政調会長からの入閣に「つらい気持ち」を漏らした高市経済安保相といい、異例の発信が続きます。 理由はどうあれ、首相の人事権に対して当事者が異論めいたことを公言すると、首相

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