海女さんと一緒に鉄道旅 伊勢―志摩間で運行

臼井昭仁

 【三重】海女(あま)との交流が楽しめる近鉄の観光列車つどいによる「海女さん列車」が今月から近鉄・伊勢市―賢島間で運行する。20日から9月25日までの土日祝日の計8日で各日2往復する。料金は大人510円。

 3両編成のつどいの車内には、バーカウンターのほか、いろりの模型が設置され、伊勢志摩地方の風景写真と資料が展示される。現役の海女1人が乗車し、仕事について説明。客は一緒に記念写真を撮ることもできる。アオサ汁の振る舞いや抽選会があり、志摩の特産品の販売も。客全員に記念乗車証明書と乾燥アオサ1袋が贈られる。

 つどいは通常、団体旅行に使われ、2019~20年には名古屋―湯の山温泉(菰野町)間で「足湯列車」として運行していた。伊勢志摩地方では13~17年に定期運行したこともあった。今回は、志摩市が鉄道利用促進事業負担金を助成をして実施する。

 初日の20日午前10時20分から、賢島駅(志摩市阿児町)で出発式を開き、ヘッドマークの取り付けをする。「海女さん列車」の詳細は近鉄のホームページへ…

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この記事を書いた人
臼井昭仁
半田支局長
専門・関心分野
農林水産業、運輸、過疎問題