旧統一教会をめぐる相談、銃撃事件後に増加 事件前の約10倍に
安倍晋三元首相への銃撃事件が起きた7月8日以降、旧統一教会の金銭トラブルを巡る相談窓口への問い合わせが相次いでいる。
教団からの脱会支援などに取り組む「全国統一協会被害者家族の会」にメールや電話で寄せられた相談は、6月は8件だったが7月には約12倍の94件に増えた。8月も100件を超える見込みだという。
相談は信者の子どもからのものが目立ち、内容は献金に関するものが多く、訴える「被害」の合計は少なくとも約8億7千万円。担当者は「献金の種類や目的が多すぎて、家族も我々も(全容が)分かっていないのが実態」とする。
教団の問題に取り組む「全国霊感商法対策弁護士連絡会」(全国弁連)への問い合わせも、事件前は月に10件以下だったが、事件後から8月上旬までに約100件が寄せられた。過去の霊感商法の被害回復に関するものや家族の脱会相談が目立つという。
元信者の債務整理を手がけた…