兄弟2人の「旅」、孫との再会…お盆の帰省ラッシュで新幹線駅に笑顔

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池田良

 お盆をふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュをむかえ、JR仙台駅の新幹線ホームや改札口では11日、家族連れや大きな荷物を持った人たちが多く行き交った。3年ぶりに行動制限を伴わないお盆休みとなり、再会を喜ぶ姿もあった。

 宮城県利府町の看護師、鎌田朋美さん(48)は午前10時ごろ、中学2年の長男の啓輔さん(13)と小学5年の次男(11)をホームで見送った。鎌田さんの実家の盛岡市へ子どもたちだけの「旅」だ。

 鎌田さんは新型コロナの感染の急拡大を懸念しつつ、「いつもよりマスクを分厚いものにして車内では会話しないよう言い聞かせた。感染防止に十分注意した上で、子どもたちにはこの時期ならではの社会経験をさせたかった」と話した。次男の泰地(たいち)さんは「おばあちゃんの家に行けるのでワクワクしています。いとことキャッチボールをして遊びたいです」と笑顔を見せた。

 仙台駅で降りた名古屋市の河…

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この記事を書いた人
池田良
山口総局|警察・司法、交通担当
専門・関心分野
交通、経済、福祉、写真