「旧統一教会」関連団体の選挙の実際は 選挙プランナーが語る影響力
安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件をきっかけに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治との関係に注目が集まっています。実際の選挙活動で旧統一教会はどんな存在なのか。与野党を問わず、全国のさまざまな候補者に助言を行い、選挙の裏にも表にも詳しい選挙プランナーの松田馨さんに聞きました。
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選挙で情報を分析し、候補者や陣営に助言などを行う選挙プランナーとして、16年にわたって与野党を問わず、国政や地方で約300の選挙に関わってきました。勝率は約7割、選挙違反を出さないことにも注力してきました。私が関わった選挙で、旧統一教会の関連団体が支援する候補者と戦ったこともあります。
一昨年の富山県知事選では、5選をめざす現職に挑んで勝利した新顔の陣営でプランナーを務めました。支援者の紹介で教団の関連団体の人が選挙事務所に来て、電話での呼びかけなどに参加されていました。数多くいるボランティアの一員だったので、正直印象に残っていませんでした。教団活動の問題性についての認識が不十分だったと反省し、私も一定の責任を感じています。
ただ、現知事が、自民党県連…
- 【提案】
実際、旧統一教会が政治にどのような影響を及ぼしたのかが知りたいと思う人が大勢いる中で、大変参考になる記事でした。政治家の視点では、「さまざまな団体の背景を見抜くのは難しい」、「政治家がどのような信教の人でも対話をすべき」というのは想像がつく
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