自民・石破氏、旧統一教会と自民議員の関係「断ち切るべきだ」

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 自民党石破茂元幹事長は3日夜のBSTBSの番組で、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」と党の関係について「断ち切るべきだ」と明言した。議員個人としても関わるべきではないとの考えだという。党として、裁判の確定判決などの情報をもとに、関与する団体の是非を判断する基準作りが必要との認識も示した。

 石破氏は番組で、かつて幹事長や政調会長を務めた際に「旧統一教会との接触は党として一度もなかった」と説明。その上で「有罪判決があった団体とは一切関係を断つというふうに基準をつくっていかないと。これはよくてあれは駄目というのは、法的安定性を損なう」と述べた。

 また、教団の名称変更をめぐり、共産党の宮本徹衆院議員の情報開示請求に対して示された文書の規則変更理由の部分が黒塗りだった点について、文化庁に説明を求めたことも明らかにした。文化庁は変更理由を示せば「信教の自由に抵触する恐れがある」と回答したという。石破氏は4日、記者団に議員個人としても教団に関与すべきではないとの考えも示した。

 石破氏が代表を務める自民党支部は2014年11月、教団の友好団体「世界日報社」から10万円の寄付を受けている。石破氏の事務所は「日頃より多くの個人、企業や各種団体と付き合いをしており、個別案件の回答は差し控える」としている。

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