黄色基調の装飾へ JR木次線

杉山匡史

 島根、広島両県の沿線自治体などでつくるJR木次線利活用推進協議会の観光誘客専門チームは28日、観光振興に向けたキャッチコピーを「RAIL(レイル) is BATON(バトン)」に、現行の定期列車の装飾は黄色を基調とする案を了承した。8月4日の臨時総会で正式に決まる。

 雲南市役所での会合で事務局が示した。キャッチコピーについて、木次線は移動手段以外に多くの町や人、時代をつなぐ役割も担い、利便性だけでは計れない価値がある、などと説明している。

 定期列車は宍道―広島・備後落合を走っている。基調とする黄色は、木次線のラインカラーが山吹色で沿線の住民らもなじみ深い。最大5両の予定で来年2月ごろまでに完成した車両から順次運行する。事業費は観光庁の補助金活用で半額の助成を見込み、残りは沿線自治体が負担。それぞれ9月議会に提案する予定。

 専門チームは、木次線を利用した観光振興策などを協議。これまでに木次―広島・備後落合間の乗降が自由な日帰り観光ツアーを試みている…

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