物価高で住宅ローン見直し 借り換え向けに銀行はキャンペーン続々

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江口英佑

 食品や光熱費を中心に物価高が止まらないなか、家計の固定費を見直す動きが進んでいる。そのターゲットになっているのが、住宅ローンだ。長らく低金利が続く日本では、各金融機関の住宅ローンの変動金利が低く抑えられており、借り換えることでメリットが得られることがあるからだ。

 住宅ローン比較サービス「モゲチェック」によると、7月の借り換えの相談件数(確定値)は、前年同月比で1・7倍に上った。運営するMFSの塩澤崇COO(最高執行責任者)は「物価が上がり始めた4月以降から問い合わせが増えている」と語る。

 金融機関も、こうした借り換え需要を取り込もうと、住宅ローンの変動金利を期間限定で引き下げるキャンペーンを相次いで打ち出している。

各社はどんな狙いでキャンペーンを実施し、どれくらい金利を下げているのか。記事後半では借り換えの注意点とあわせて紹介します。

 新生銀行は6月20日から1…

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    伊藤大地
    (朝日新聞デジタル編集長)
    2022年7月31日16時20分 投稿
    【視点】

    下がる変動金利と上がる固定金利。どちらを選ぶべきか、私自身も住宅ローンで悩んでいます。住宅ローンのような高額商品の比較について、なかなか友人や同僚には相談しにくく、一方インターネット上の比較サービスなどは紹介料ありきの設計のものもあり、使う

    …続きを読む