お金かけずに英語ペラペラ「まずこれをやって」吉田麻也の必勝勉強法

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聞き手・吉田純哉
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 「スポーツするなら、英語もやろう」

 サッカー日本代表のキャプテン、吉田麻也ドイツ1部シャルケ、33)は子どもたちにそう呼びかける。

 公立の中学、高校を卒業し、通訳も家庭教師も付けてこなかった。でも、いまや海外での記者会見も英語でスラスラと答える。

 実は、「お金をかけずに、独学で身につけた」のだという。

 麻也さん、どうやったら英語を話せるようになるんですか?

「記事の終わりまでたどり着いたら大正解」

 ――子どもから「サッカー選手になるにはどうしたらいいですか」と聞かれて、「英語をやろう」と答えていました。

 「僕は英語を勉強したから、サッカーで活躍できたと思っている。サッカーを頑張る、プラス、自分の武器が必要になる。英語ができれば、シンプルに仕事の幅が広がる」

 「日本代表の若手にも同じ話をしています。(堂安)律(ドイツ1部フライブルク)なんて今、すごく頑張っていますよ。もう日常会話はいけるんじゃないですか」

 「(日本代表でチームメートだった)本田(圭佑)さんだって、けっしてうまくはない。でも、何がいいかって、胸を張って、自信持って、大きな声で話すから聞き取りやすい。伝わればいい。100%できる必要はないんです」

 ――英語は独学で身につけたそうですね。

 「勉強するにあたって、お金をかけてこなかったのは自画自賛しています(笑)。英語圏の現地にいる、いないに関わらずにできることがあります」

 ――中学からJ1名古屋グランパスの下部組織に入りました。特別な環境下にいたのでは。

 「クラブと提携する私立ではなく、公立の高校を選びました。中学から親元を離れたので、親の負担を軽くしたいという気持ちもありました」

 「高校の成績は普通。英語も…

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    服部倫卓
    (北海道大学教授=ロシア・東欧)
    2022年7月28日11時46分 投稿
    【視点】

    先日、吉田麻也選手を取り上げたドキュメンタリー番組を見て、吉田選手が英語だけでなく、イタリア語でもスムーズにコミュニケーションできているのに驚いた。吉田選手は結局サンプドリアでは2年くらいしかプレーしなかったはずで、その短い期間にこれだけ話

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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2022年7月28日13時42分 投稿
    【視点】

    奇遇だね! 僕も1円もかけずに英語ペラペラになったんだ。しかもそれも4-5歳の若さで!  というのは、ふざけた話だが、考えてみれば、僕は日本語学習にかけたお金も合計で1万5千ぐらい。(漢字のフラッシュカードと電子辞書)。言語学習に必要なの

    …続きを読む