年間1千件超、今も続く不発弾処理 沖縄はあと100年、死傷事故も

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 不発弾は、何らかの理由で爆発しなかった爆弾や砲弾、手投げ弾など。国内で見つかるものは、太平洋戦争中のものがほとんどで、空襲に遭った地域で工事中などに見つかるケースが目立つ。かつて軍事拠点だった港で海底から見つかることや、旧日本軍が射撃場として使っていた場所などでも確認されている。

 不発弾が見つかると、自衛隊の処理隊が出動し、状況を確認する流れが一般的。爆弾の起爆装置にあたる信管の状態を調べ、運び出せる場合は自衛隊が回収する。

 動かすと爆発の恐れがあるケースでは、地域の状況を踏まえ、自治体などと対応を協議し、現地で爆破処理をするか、信管を取り除いて「安全化」した上で運び出すかを決めている。

 不発弾による事故も起きている。

 三重県木曽岬町では1999…

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