フィギュアスケートのみならず、日本のスポーツ界をリードする存在だった羽生結弦が19日、新たなスタートラインに立った。都内のホテルで開かれた記者会見には、約150人の報道陣が詰めかけた。
羽生は冒頭こそ言葉に詰まる場面もあったが、質疑応答に移ると、理想のフィギュアスケート像や競技へ戻る気持ちはないことなどを丁寧に答えていった。
オリンピックへの思いを問われると、「自分が生きている証し。そして、皆さんとともに歩み続けた、頑張った証しでもあります。これから頑張っていくための土台でもある」特別な存在だと語った。
会見中、たびたび口にしたのはファンへの思いだ。「自分に特別な力があるとはまったく思っていない。応援して頂けるから、応援の力があるから、僕はうまくなっているだけなんだなってすごく思っています」。応援こそが、自らの演技を進化させ、深化させる原動力だと強調した。
記者と視線を合わせる羽生独特の記者会見
羽生は、演技を終えて多くの…
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