国民玉木氏、2016年に旧統一教会の友好団体元社長から寄付3万円

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 国民民主党玉木雄一郎代表は19日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体「世界日報社」の元社長から2016年に計3万円の寄付を受けていたと明らかにした。「適正に処理され、後ろめたいことや、やましいことは一切ない」として返還する考えはないとし、旧統一教会との関係も否定した。

 玉木氏の事務所によると、玉木氏を支援する政治団体「たまき雄一郎後援会」の政治資金収支報告書に記載されている2016年5月30日の2万円の寄付と、同年9月5日の1万円の寄付をした男性が、世界日報社の元社長だったという。

 同社発行の「世界日報」の取材を玉木氏が2020年に受けたとの指摘が外部からあり、寄付について調べたところ確認できたという。玉木氏の事務所は、男性は寄付当時、すでに社長を退いていたとしている。

 玉木氏は会見で、男性からの寄付について「記憶になかったが、元自民党議員が主催する勉強会で講演をした日に寄付をいただいている」と説明。事務所によると、16年5月30日にあった勉強会に男性が参加していた可能性があるという。また、9月5日の寄付は個別に受けたとみられるという。

 玉木氏は旧統一教会について「霊感商法や過度な寄付要求が現に行われているとすれば由々しき事態だと思う」とした上で、「私としても国民民主党としても、旧統一教会あるいはその後継組織の集会やイベントに参加したことはない」と話した。

 世界日報の取材を受けた理由については「政党あるいは政策を知ってもらいたい観点」と説明し、今後は「基本的に受けないということで対応したい」と述べた。

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