兵庫県民8155人に聞いた「住みたい自治体ランキング」を賃貸住宅建設の大東建託（東京）がまとめた。1位は4年連続で西宮市。2位は明石市で昨年から順位を一つ上げた。今年から県外も選べるようになり、6位に東京23区、8位に大阪市北区が入った。

　県内在住の20歳以上の男女を対象に、3月にインターネットで調査した。4年連続で1位の西宮市は2位の倍近い得票で圧倒的な人気。「大阪や神戸へのアクセスが良い」「阪急西宮ガーデンズがあり買い物に便利」「文化的な魅力がある」などの声が上がった。

　2位の明石市は「子どもに対する医療費助成が充実している」など、子育て支援に力を入れている点を評価する意見が多かった。3位の神戸市中央区は「おしゃれさ」「歴史的な建物」などを好意的にみている人が目立った。4位は同市東灘区（前年5位）、5位は芦屋市（同4位）だった。

　同社賃貸未来研究所の宗健（そうたけし）所長は「1～5位をすべて県内の自治体が占めており、『地元に住み続けたい』と考えている県民の意識の高さが特徴的ではないか」と分析している。（森直由）