熱中症保険が続々登場 背景に猛暑とコロナ禍 収支悪化のリスクは?

有料記事

高橋諒子
[PR]

 全国的に6月下旬から記録的な暑さが続き、これから迎える夏本番。猛暑に加えて新型コロナ禍によるマスク生活で熱中症のリスクが高まる中、熱中症による入院や点滴治療費などを補償する保険商品が相次いで登場している。ただ、熱中症患者数の予測は立てづらいとの見方もあり、患者が急増した場合の保険会社の収支悪化のリスクを指摘する声もある。

 熱中症に特化した「熱中症お見舞い金保険」を4月に発売したのは、住友生命の子会社「アイアル少額短期保険」だ。住友生命によると、熱中症専用保険としては「業界初」という。

 1日100円から加入できる期間選択型と、月額型(基本プランは月額保険料220円)がある。既存の医療保険でも熱中症で入院すると保険金が支払われる場合が多いが、今回の「熱中症お見舞い金保険」は、入院に加え、病院で点滴治療を受けた場合も補償され、保険料に応じて5千~3万円の保険金が受け取れる仕組みだ。

 気温が急上昇した6月下旬か…

この記事は有料記事です。残り991文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません