新型クラウン、SUVも登場 イメージ一新、全車ハイブリッドに

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奈良部健
【動画】トヨタ自動車が新型「クラウン」発表=諫山卓弥撮影
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 トヨタ自動車は15日、看板車種「クラウン」の新型車を発表した。これまでのセダンタイプだけでなく、SUVなどを初めて加えて4モデルとした。トヨタ初の量産乗用車として誕生し、今回で16代目となるロングセラー。最近は高齢男性に客が偏って販売が低迷していたが、イメージを一新して反転を図る。

 新しい4モデルはセダンとSUVのほか、セダンとSUVを融合させたクロスオーバー、そしてスポーツ。まずクロスオーバーを今秋に発売する。クロスオーバーはこれまでより車高を高くし、視認性を良くした。全車がハイブリッド車(HV)となる。価格は、税込み435万~640万円。

 新車市場ではセダン離れが進む一方、SUVの人気が高まっており、ニーズの多様化に応える。近年のクラウンは国内だけで売られていたが、新型は約40カ国・地域で販売する。月間の目標販売台数は3200台としている。

 クラウンは1955年、トヨ…

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    江渕崇
    (朝日新聞経済部次長=日米欧の経済全般)
    2022年7月15日17時33分 投稿
    【解説】

    担当デスクをしています。あのクラウンが16代目にして大幅なイメージチェンジをはかりました。王冠のエンブレムを隠してこのクルマだけを見せられたら、「クラウン」と即答できる人は少ないのでは。日本社会のありようと密接に結びついてきたこのクルマの変

    …続きを読む