工藤会最高幹部らが弁護人全員を解任 昨年死刑と無期懲役の一審判決

[PR]

 4件の市民襲撃事件で殺人罪などに問われ、一審の福岡地裁で死刑判決を受けた特定危険指定暴力団工藤会のトップで総裁の野村悟被告(75)と、無期懲役を言い渡されたナンバー2で会長の田上不美夫被告(66)が、弁護人全員を解任していたことがわかった。

 関係者によると、解任されたのは野村、田上両被告の弁護人計約10人。両被告ともに昨年8月の一審判決後に控訴し、今月末に控訴の理由を述べる書類の提出期限を控えている。弁護人の交代によって、手続きに遅れが生じて控訴審の予定にも影響が出る可能性がある。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません