参政党の神谷氏、地元で会見 統一地方選に「1千人擁立を目指す」

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小島弘之
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 参院選比例区で当選した参政党の事務局長、神谷宗幣氏(44)が13日、居住する石川県で記者会見し、来春の統一地方選挙で「全国で1千人規模の擁立を考えている」と語った。石川県内では、10~20人の擁立を目指すという。

 同党は今回、全国45選挙区すべてに候補者を擁立し、比例区で神谷氏が議席を獲得。政党要件を満たした。

 神谷氏は13日に金沢市内で開いた会見で、「日に日に勢いが増していると感じていたが、終盤に安倍元総理の事件があって風が止まったような感覚を持った」と参院選を振り返った。

 新型コロナウイルスをめぐる党の主張については、「(オミクロン株が弱毒化していることなどから)マスクは外してもいい」とし、ワクチンは「重篤化のおそれがある人が任意で打つべきだ」。自党の主張には根拠があって、「陰謀論でも急進的でも何でもない」と強調した。

 来春の統一地方選では、全国で「1千人」規模の擁立を目指すと話し、先立って秋に予定されている沖縄県内の統一地方選にも候補を立てる方針を示した。

 神谷氏は福井県高浜町出身。大阪府吹田市議を務め、2010年には全国の若手政治家で作る「龍馬プロジェクト全国会」を設立、会長に就任した。その後、12年には自民党から衆院選に立候補したが落選。20年に発起人として参政党を結成した。同年からは石川県加賀市で暮らしている。(小島弘之)

主要政党の得票上回った地域も

 参院選で注目を集めた参政党は、選挙区によっては既存政党の公認候補を上回る支持を集めた。議席を獲得した神谷氏の「地元」、石川県でもその勢いが表れていた。

 「投票したい政党がないから…

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