冷酒でGO 岐阜の明知鉄道が8月に初企画
本井宏人
明知鉄道(岐阜県恵那市)は8月6~27日の毎週土曜日、車内で冷酒と弁当を楽しむ「冷酒列車」を運行する。地元の岩村醸造の300ミリリットル入り「女城主」2本と弁当、1日フリー乗車券などがついて4500円。秋冬中心の枡酒(ますざけ)列車が好評なのを受け、真夏向けに初めて企画した。
冷酒列車は午後0時25分恵那駅発。終点の明智駅まで54分かけて冷酒と食事を楽しむ。新型コロナウイルス対策のため、1両の定員は通常より10人少ない18人。5日前までに明知鉄道(0573・54・4101)へ申し込む。
明知鉄道は、寒天列車、きのこ列車など季節に合わせた料理列車を運行している。ところがコロナ禍で需要が低迷し、昨年度の利用客はコロナ禍前の2019年度の38%にとどまった。広報担当者は「冷酒とともに、車窓から見える森の近さを味わってほしい」と話す。