「米国支配の世界秩序、破壊の始まり」 プーチン氏、侵攻の意図語る

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 ロシアのプーチン大統領は7日、ロシア下院の幹部らと会談し、ロシアのウクライナ侵攻について「米国支配の世界秩序の根本的な破壊の始まりを意味する」と述べた。「それは、グローバルな米国の自己中心主義から、真の多極化した世界への移行の始まりだ」と欧米を強く牽制(けんせい)した。

 欧米はウクライナ侵攻を理由に、ロシアを主要20カ国・地域(G20)から排除するよう求めている。これに対し、ロシアは中国やインドなどとの関係を強める考えで、7日からインドネシアで始まったG20外相会議を念頭に、欧米批判を強めた可能性がある。

 プーチン氏はウクライナ侵攻…

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2022年7月8日8時11分 投稿
    【視点】

     国際政治は「価値の体系」「利益の体系」「力の体系」が複雑に絡み合って展開されます。ロシアのプーチン大統領から見ると米国のバイデン政権が展開する対ロシア外交は、「民主主義VS.権威主義」「自由VS.独裁」という単純な二項対立に基づいた「価値

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