日田彦山線のBRT、37カ所に停車 2017年豪雨で被災

榎本瑞希
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 JR九州は30日、BRT(バス高速輸送システム)に転換する日田彦山線の区間について、添田(福岡県添田町)―日田(大分県日田市)間の約40キロに駅(停留所)を37カ所設けると発表した。鉄道駅の12駅から25カ所増やし、日田市役所前などに通勤時間帯のみ止まる迂回(うかい)ルートも設ける。

 BRTは2023年夏に開業する。住民アンケートや地元自治体からの要望を踏まえ、商業施設や医院、学校などの近くに停留所を設定した。ダイヤや運賃は今後発表する。

 日田彦山線は2017年の九州北部豪雨で添田―夜明(日田市)が被災し不通に。JR九州が添田―日田の代行バスを運行している。JR九州によると、昨年度の代行バスの利用者は1日平均約60人だった。

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この記事を書いた人
榎本瑞希
西部報道センター
専門・関心分野
労働・福祉・ジェンダー