6年前から暮らしどう変わった? 54歳主婦の家計簿からみる物価高

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長野佑介

 7月10日に投開票される参院選で大きな争点となっているのが、物価高騰への対策だ。食費に光熱費、ガソリン代……。改選される議員が当選した6年前からくらしはどう変わったのか。主婦歴20年の女性がつけてきた家計簿に並ぶ数字を比べてみた。

 「6年前との違いをはっきりと感じます」。横浜市に住む松岡育子さん(54)は、そう言い切った。

 家計簿をつけることを通じて生活全般を見直そうという女性グループ「全国友の会」の会員。電機メーカー勤務の夫(57)と結婚した2002年から家計簿をつけているという。

 今年4月、生活に大きな変化があった。一人息子が大学に進学してひとり暮らしを始め、夫とのふたりきりの生活になったのだ。

 でも、その恩恵は「実感できていない」という。

この6年で一番高くなったと感じるのは…

 いったいどういうことなのか…

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この記事を書いた人
長野佑介
西部報道センター次長
専門・関心分野
時事ニュース全般、地方自治、選挙、言論・メディア