SLやまぐち号、7月末まで運休期間延長

大藤道矢

 JR西日本は15日、7月10日まで運休予定の山口線の観光列車SLやまぐち号(新山口―津和野)について、同月31日まで運休期間を延長すると発表した。

 今年は3月19日に運行が始まったSLやまぐち号は、5月3日に牽引(けんいん)車の蒸気機関車D51に不具合が見つかり、津和野駅を発車予定の上り列車が運休した。その後、5月中は牽引車をディーゼル機関車DD51に代えて運行し、6月から運休している。

 D51に連結する石炭や水を積む「炭水車」に亀裂(長さ30ミリ、深さ15ミリ)があり、京都市のJR西日本梅小路運転区に炭水車を移送して調べたところ、この修理に時間がかかることがわかったため、運休延長を決めたという。JR西日本広島支社広報室は「乗車を楽しみにしていたお客さまやファンのみなさまには深くおわび申し上げます」としている…

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません