肥薩線全面復旧に向けて 国土交通省に要望

大貫聡子
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 2020年7月の記録的豪雨で被災し、一部区間で運休が続くJR肥薩線の復旧について、熊本県の田嶋徹副知事が20日、総務省国土交通省を訪れ、さらなる財政支援を求める要望書を金子恭之総務相らに手渡した。

 要望書は県と地元市町村でつくるJR肥薩線再生協議会によるもの。

 JR九州は復旧費用を約235億円と試算。ただ、運休区間で年間約9億円の赤字が出ていたことなどから復旧に慎重な姿勢を示している。県と地元市町村でつくる協議会では、復旧費用の一部を国と地元自治体が負担し、JR九州の負担を大幅に削減する支援策が議論されているが、地元市町村から負担を不安視する声があがっていた。

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この記事を書いた人
大貫聡子
くらし報道部
専門・関心分野
ジェンダーと司法、韓国、マイノリティー