電化40年、思いはせる記念品 伯備線と山陰線

渡辺翔太郎
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 【鳥取】JR西日本は7月、伯備線の全線と山陰線の伯耆大山―西出雲間が電化開業して40周年になることを記念した特別企画を実施する。電化区間を走った列車の貴重な写真を載せた台紙と記念入場券の発売や、地元企業とコラボした限定商品の販売などを予定。山陰観光のきっかけになれば、という取り組みだ。

 記念台紙は、電化当時の特急やくもがずらりと並んだ写真などが使われ、電化開業区間の主な14駅の入場券を収めることができる。台紙と入場券の1セット3千円で計2500セットを倉敷、新見、根雨、米子、松江駅のみどりの窓口で7月1日午前10時から発売する(倉敷、根雨、米子、松江駅では事前に整理券を配布)。

 特急やくもの乗客の切符に押すスタンプは、7月1日から当面の間、特急やくものイラストが入ったデザインに変更する。

 また、地元の企業とコラボして、特急やくものイラストが描かれたラベルを貼った地ビールや、やくもの焼き印を押したどらやきなどを7月1日から山陰エリアの主な駅の土産物売り場などで販売する予定だ。

 同社山陰営業部の福江直広部長は「コロナで冷え切った国内観光を夏に向けて動かしていきたい。車窓の風景を楽しみながら、ゆっくりと鉄道で旅をしてほしい」と話した。問い合わせは同社(0859・32・8056)へ。

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この記事を書いた人
渡辺翔太郎
岡山総局員|警察司法・大学・気象担当
専門・関心分野
地域の話題、環境