NTT新制度、出社を出張扱いに 勤務地は原則自宅、居住地も自由に
鈴木康朗
NTTは、社員の勤務場所を原則として自宅とする新制度を導入する。出社が必要な場合は「出張」として扱う。すでにテレワークが進んでいる部署で働くグループ会社の約3万人を対象に7月1日から始め、対象者を広げていく方針だ。
NTTドコモやNTTデータなど主要子会社も含め、テレワークが原則となる職場を部署ごとに決める。住む場所について「会社への通勤時間が2時間以内」という制限をなくし、国内ならどこでも自由に選べるようにする。
出社が必要な場合の交通費は、基本的には上限を設けない。飛行機での出社を認めるほか、必要に応じて宿泊費も会社側が負担する。単身赴任している社員が家族の住む自宅に移る場合は、引っ越し費用を会社が負担する。新制度は労働組合とも合意済み。
NTTは昨秋、転勤や単身赴…
- 【視点】
俗にいう「上流」の仕事ほど、コロナ後もテレワークが定着しそう。
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