中国空母3隻目、日本の安全保障への影響は 電磁式カタパルトを採用

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成沢解語
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 中国は17日、3隻目となる空母「福建」を進水させた。空母の保有数は米国の11隻に続き、単独で世界第2位となる。12日の日中防衛相会談では、日本側が中国側に日本近海で活発化する空母の活動について「自制」を求めたばかり。日本の安全保障にどんな影響を及ぼすのか。

 「極めて大きな脅威だ」。ある自衛隊関係者はそう危機感を募らせる。空母は「多数の戦闘機を自由に出撃させられる中国領の島のようなもの」。そんな「島」を三つ確保したことを意味するという。

 戦闘機は、搭載可能燃料の少なさや動きの激しさから、続けて飛べる「航続距離」は短い。そのため、拠点が陸上にあるなら、活動範囲も限られる。だが、洋上で拠点を動かす空母なら理論上はどこにでも出撃が可能となる。

「台湾情勢、緊迫化」の懸念も

 防衛省幹部は「台湾情勢が緊…

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