あわら市の道の駅が起工 来年4月開業

柳川迅
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 福井県あわら市で初めてとなる道の駅「蓮如の里あわら」の起工式が11日、同市吉崎1丁目の建設地であった。来年4月に開業する予定。

 市によると、施設は鉄骨平屋で、延べ床面積は約1千平方メートル。農産物直売所や飲食店のほか、観光情報発信コーナーなどを設ける。周辺の整備費も含めて総事業費は約7億8千万円。年間36万人の利用を見込んでいる。

 地元の吉崎地区は、浄土真宗中興の祖と呼ばれる蓮如が1471年に坊舎を建て、多くの門徒が集まった。今も「吉崎御坊跡」としてなごりをとどめる。道の駅の建物は瓦屋根や木の格子などで寺内町らしい外観にするという。

 式で森之嗣市長は「道の駅と北陸新幹線芦原温泉駅、温泉街をつないで市内全域の回遊性を高め、にぎわいを一層創出していきたい」とあいさつした。

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