「体育、先生もマスク外して」大阪市教委が方針 熱中症防ぐため

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小若理恵
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 先生がマスクを着けていると子どもは外しにくい? 大阪や兵庫の学校で子どもが熱中症とみられる症状で病院に搬送される事案が相次いだことを受け、大阪市教育委員会は9日、屋外で運動時は教員もマスクを外し、子どもの熱中症対策に取り組む方針を決めた。各校で文書を通じて保護者に理解を求める。

 これから本格的な夏に向けて、気温、湿度、暑さ指数が上昇し、熱中症リスクが高まっていく。市教委は4月19日以降3度にわたり、運動時や登下校中はマスクを外すことを子どもに指導するよう各校に通知してきた。ただ、子どもからは「ほかの子や先生がマスクを着けていると外しにくい」という声も寄せられていたという。このため、原則として屋外での体育の授業や部活動中は、教員が率先してマスクを外すよう近日中に各校に通知する。

 6月2日には、大阪女学院中…

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