立憲・泉代表、内閣不信任案提出を明言 「政府は生活実感に乏しい」

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鬼原民幸

 立憲民主党の泉健太代表は8日、岸田文雄内閣に対する不信任決議案を衆院に提出すると記者団に明言した。同日中にも出すという。5月末に成立した今年度補正予算では深刻化する物価高に対応できず、政権が責務を果たしていないと判断した。他の野党に賛成を呼びかけるが、同調は一部にとどまる見通しだ。

 泉氏は記者団に「政府の物価高対策は無策で、国民生活を守ることにならない。まったく生活感覚、生活実感に乏しい」と強調。参院選は「物価高の具体策を持つ立憲と、具体策のない与党との対決だ」と位置づけるという。

 共産、社民両党は不信任案へ賛成することに前向きな一方、日本維新の会と国民民主党は否定的な姿勢を示しており、野党の足並みはそろいそうにない。立憲幹部は「他党は関係ない。野党第1党としての姿勢を示す」と述べた。

 細田博之衆院議長に対する不…

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