バイデン氏がサウジ訪問へ 石油増産を呼びかけ 人権問題で慎重論も
ワシントン=高野遼
バイデン米大統領が近くサウジアラビアを初訪問することを決めたと、複数の米メディアが2日、報じた。人権問題をめぐりサウジ政府に批判的だったバイデン氏だが、エネルギー価格の高騰が深刻化するなか、主要な産油国であるサウジに増産を呼びかけるとみられる。
米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、首都リヤドではムハンマド皇太子と会談する見通し。エジプト、ヨルダン、イラク、アラブ首長国連邦(UAE)などアラブ諸国との首脳会談も計画しているという。
バイデン氏は6月下旬にドイツで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)などのため欧州を訪問予定。この訪問に合わせてサウジアラビアとイスラエルを訪問する方向で調整中という。
サウジは親米国とされるが…
- 【視点】
トランプ政権はサウジアラビアにとても融和的だった。就任後、トランプ大統領の初海外遠征で一番最初に行ったのがサウジアラビア。オバマ政権中に泊められた武器の輸出を再開した。 ワシントンポストのコラムニスト、ジャマルカショギ氏がサウジアラビアの
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