JR西日本は20日、山口線の新山口―津和野間を走る「やまぐち」号について、6月から7月10日まで運休すると発表した。7月中旬以降の運転再開をめざすという。

　5月3日に牽引（けんいん）車の蒸気機関車D51に不具合が見つかり、津和野駅を発車予定の上り列車が運休した。その後は、ディーゼル機関車DD51に代えて運行している。

　不具合はD51の後部に連結する石炭や水を積む「炭水車」に亀裂（長さ30ミリ、深さ15ミリ）が入ったことが原因。修理に時間がかかることから運休を決めたという。JR西日本は「SL乗車を楽しみにしているお客さまやファンの皆さんに深くおわびします」と話している。