ハヤブサもツバメも…ロシア「新幹線」存続の危機 侵攻で独企業撤退
ロシア版新幹線とも言える高速列車「サプサン」が存続の危機を迎えている。ロシアのウクライナ侵攻を受け、製造するドイツのシーメンスがロシア事業から撤退したからだ。プーチン大統領の肝いり事業だけに、運営するロシア鉄道は何とか運行継続を目指す考えだが、どこまで続けられるかは不透明な状況だ。
サプサンは2009年12月、モスクワ―サンクトペテルブルクで運行を開始した。営業運転の最高時速は250キロで、2大都市を最短3時間半で結ぶ。開業前には290キロを記録したこともある。
名前はロシア語で鳥のハヤブサを意味する。新幹線のような専用線を整備する構想もあった。
05年にロシア鉄道とシーメ…