アベノマスクの単価、なぜ開示できない? 文科省の担当者が証言

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安井健悟
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 政府が新型コロナウイルス対策で全国に配った布マスク(通称・アベノマスク)の単価や発注枚数の情報について、神戸学院大の上脇博之教授が国に開示を求めた訴訟の弁論が17日、大阪地裁であった。開示請求に対応した当時の文部科学省の課長補佐が証人として出廷し「価格が明らかになると、より低価格での調達が難しくなる」と不開示にした理由を説明した。

 訴状によると、上脇氏は2020年4~5月、厚生労働省文科省に対し、マスクの製造業者との契約文書の情報公開を求めた。だが、単価や発注枚数の部分が「黒塗り」だったため、開示を求めて提訴し、非開示は「情報公開法に違反する」などと主張している。

 当時の課長補佐は、部分的な…

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