夜明けの大磯、アオバト飛来 国内最大級の飛来地・照ケ崎海岸

足立朋子
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 神奈川県大磯町の照ケ崎海岸に、今年もアオバトが飛来し始めた。ピークの8~9月には1日3千羽を超える国内最大級の飛来地で、県の天然記念物にも指定されている。

 地元の探鳥会「こまたん」が4月26日に初飛来を確認した。アオバトは、数十キロ離れた丹沢山地から飛んできて、夜明けと共に岩礁に舞い降り、岩のくぼみにたまった海水を飲む。繁殖期に、主食の果実では取れないナトリウムを補給するためと考えられている。

 全国の野鳥ファンに知られる観察スポットでこまたんは例年、観察会を開いてきたが、コロナ禍で開催できないため、4月からユーチューブチャンネル(https://youtu.be/OHpNE5nJGMs別ウインドウで開きます)を開設。アオバトの豆知識や観察のコツなどを短い動画にまとめ、順次アップしていく。

 JR大磯駅から徒歩約10分、車は県営の大磯港臨港道路付属駐車場(有料)が便利。夜明けから午前8時くらいまでがおすすめという。

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この記事を書いた人
足立朋子
横浜総局員
専門・関心分野
保育・教育 労働、子どもの権利