鉄道開業150年記念でSL写真展 「撮り鉄」鎌田良隆さん 岐阜

松永佳伸

 昭和に全国で活躍した蒸気機関車(SL)の雄姿を紹介する写真展が16日、岐阜市のJR岐阜駅東のハートフルスクエア―Gで始まった。鉄道開業150年を記念し、鉄道ファンで元垂井郵便局長の鎌田良隆さん(74)=愛知県犬山市=が企画した。29日まで。

 鎌田さんは高校2年のとき、一緒に旅をしていた兄の影響を受け、鉄道写真を撮り始めた。卒業を機に1966年に活動を本格化させ、SLの旅客営業運転が終了する75年まで北海道から鹿児島県を訪ねて撮影した。

 写真展では、「日本三大車窓」の一つとして知られる北海道の狩勝峠で雪の中を疾走するD51をはじめ、臨時列車「八ケ岳高原号」を引くC56や太多線の今渡ダム鉄橋を渡るC58、樽見線のさよなら運転で客貨混合列車を引っ張るC11重連などの写真24点が並ぶ。

 鎌田さんは沿線を歩いて撮影ポイントを探し、山や川、海など景色の美しい場所を選んでシャッターを押してきたという。「煙を噴き上げて一生懸命に走る姿をぜひ見てほしい」と鎌田さん。秋にも第2弾の写真展を計画している…

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