エネオス、純利益5千億円超 前年の4.7倍、原油高で過去最高

宮川純一
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 ENEOS(エネオス)ホールディングスが13日発表した2022年3月期決算は、売上高が前年比42・6%増の10兆9217億円、純利益は前年比4・7倍の5371億円だった。比較可能な10年以降では過去最高益だった。原油価格が高騰し、以前に仕入れた在庫の価値がふくらみ業績を押し上げた。

 銅などの資源価格の上昇で金属事業も好調だった。一方で電力事業は、資源価格高騰で卸市場からの電気の調達コストが上がり、赤字だった。利益の一部を株主に還元するため、発行済み株式の9・3%分を上限1千億円で「自社株買い」することを明らかにした。(宮川純一)

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