西武鉄道も値上げ 23年春の実施めざす ホームドア整備などで

松本真弥

 西武鉄道は12日、駅のバリアフリー化を進めるため、2023年春をめざして運賃を値上げすると発表した。引き上げ幅は未定。消費増税時を除けば、値上げは02年以来という。

 バリアフリー整備にかかる費用を、運賃に上乗せできる国の制度を活用する。足元の輸送人員は、コロナ禍前と比べて2割ほど減っており、定期の収入はコロナ前の水準に完全には戻らないとみている。一方で、駅のホームドアなどの整備への投資が必要になるという。

 JR東日本や東京メトロも同じ制度を活用し、23年春から10円値上げする計画を発表している…

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この記事を書いた人
松本真弥
経済部|エネルギー・金融担当
専門・関心分野
九州経済、運輸、SAF