34歳で首相、マリン氏どんな人? 性別の注目に「二次的」とさらり

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菊地直己
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 北欧フィンランドのサンナ・マリン首相(36)が、初めて日本を訪れた。11日夕には、ロシアによるウクライナ侵攻への対応などについて、岸田文雄首相と会談した。フィンランド最年少の34歳で国のかじ取りを任された女性宰相は、どんな人なのか。

 マリン氏は1985年、ヘルシンキ生まれ。英BBCによると、母親はアルコール依存症だった父親との離婚後、女性パートナーと暮らすようになり、マリン氏は同性カップルの家庭で育った。家計は厳しく、10代のころから販売のアルバイトなどで生活を支えた。自身のブログには「多くのフィンランド人と同じように、私の家族も悲しい話であふれている」「政治なんてはるか遠くに感じ、自分の住む世界とはまったく別世界だった」とつづった。高校時代の教師は「平均的な生徒だった」と語ったという。

 転機は、20歳のときに始めた政治活動だった。フィンランドでは高校や大学時代から政党で選挙活動などを手伝う若者が多く、マリン氏もその一人だった。

産休・育休を経験、元サッカー選手と結婚

 27歳で地元のタンペレ市議…

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