GW東北新幹線利用 昨年比2倍余 観光地駅も回復傾向
池田良
JR東日本は9日、大型連休(4月28日~5月8日)の東北新幹線の利用者数は昨年同期比で最大で約2・2倍で、山形新幹線は同約2・8倍だったと発表した。連休の人出が回復している。
同社によると、東北新幹線の那須塩原―郡山間でみると、期間中の利用者数は72万8千人。昨年は31万8千人だった。ただ、コロナ前の2018年分(111万7千人)の6割強にとどまる。両新幹線ともに今回のピークは下り4月29日で、上り5月5日だった。
このほか在来線の主要駅の降車人数は、仙台駅で昨年比1・3倍、山形駅だと同1・4倍、福島県の郡山駅と福島駅では同1・1倍だった。観光地では、松島海岸駅(宮城県松島町)で同2・7倍、福島県の会津若松駅で同1・4倍となり、いずれも昨年を上回った。18年比では7~9割だった。