「社会課題を解決できる人材に」 教科を融合、広がるSTEAM教育
鈴木洋和
【滋賀】社会の課題を解決し、新しいイノベーション(技術開発)を生み出すには新しい教育が必要――。そんな問題意識から「STEAM(スティーム)教育」が広がっている。県内では県立彦根東高校(彦根市)や県立膳所(ぜぜ)高校(大津市)が力を入れている。どんな教育なのだろうか。
「STEAM」とは科学(サイエンス)、技術(テクノロジー)、工学(エンジニアリング)、芸術(アート)、数学(マスマティクス)の英語の頭文字を組み合わせたものだ。
彦根東高校の浜川徳行(のりゆき)教諭(物理)によると、文系、理系も含め、教科の枠を超えた授業を指す。「教科融合授業」と呼ぶ。
「感染症」ならどの教科? 教員が協力して教材開発
同校では2018年~19年…
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