広島「セノハチ」の脱線事故 JR貨物とJR西に業務改善指示

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大久保貴裕

 国土交通省は4月28日、広島県内を走るJR山陽線瀬野―八本松間で昨年12月に起きた貨物列車の脱線事故をめぐり、JR貨物とJR西日本に対して業務改善指示を出した。荷物の積み方の確認方法や列車指令の対応に不備があったなどとしている。

 事故は昨年12月28日午後8時40分ごろ発生。同区間は「セノハチ」と呼ばれる国内屈指の急勾配・急カーブで知られ、上り貨物列車(25両編成)が脱線した。周辺区間の運転再開には2日間半超かかり、年末の帰省客の足を直撃。JR貨物は国交省に対し「コンテナの積み荷に偏りがあった」などと報告していた。

 国交省は事故を受けて今年1…

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