立憲・泉代表、「夏の陣」へ打つ手はあるか 参院石川補選で敗北
夏の参院選の前哨戦となる参院石川選挙区補欠選挙(24日投開票)で、立憲民主党の泉健太代表は打ち負かされた。代表就任後初の国政選挙はトリプルスコアの完敗。自民の牙城(がじょう)にくさびを打つべく、総力戦で臨んだが、低迷する党勢の現実を突きつけられた。2カ月ほどでやってくる「夏の陣」に向け、泉氏に打つ手はあるのか。
補選は、自民の前参院議員が3月の石川県知事選に立候補するため、辞職したことに伴うもの。石川は、自民が政権を奪取した2012年以降、衆参両院すべての選挙区の議席を独占する「保守王国」で、立憲が劣勢との見方は当初から強かった。
それは泉氏自身も認識し、告示前の今月1日の会見でも「大きくジャンプをして勝たなければいけないような戦い」と話していた。だが、この補選は候補者を擁立すること自体に意味があった。泉氏は周囲に「ここで野党第1党としての力量を示したい」と語っていた。
最終盤にさしかかる17日に…
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- 【視点】
補選が本選のバロメーターになった時もあれば、ならなかった時もありました。今回は、保守が分裂せず、野党が有権者の動員が出来ず低投票率になれば、与党を上回る得票が困難なことが分かりました。ただ、このままかどうかは分からない。世論調査でも、ロシア
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