トヨタ、レクサス初のEV専用モデルを発表 高級車市場が過熱
奈良部健
トヨタ自動車は20日、高級車ブランドのレクサスで初となる電気自動車(EV)専用モデル「RZ」を発表した。トヨタは2030年までに欧州や北米、中国で販売するレクサス車のすべてをEVとすることを目指す。
世界的に売れ筋のSUV(スポーツ用多目的車)で、航続距離は約450キロ。今冬以降に売り出す予定で、価格や発売地域は今後明らかにする。
レクサスの主力市場は北米や中国、欧州で、販売台数の8割以上を占める。EVの普及が進んでいる地域でもあり、まずはこうしたEV先進地で販売していくとみられる。
トヨタは昨年12月、EVの世界販売を30年に350万台まで引き上げる戦略を示した。このうち、レクサスが100万台を占め、EV販売をリードする計画だ。35年までには、世界で販売するレクサス全車をEVとする目標もある。
EVは電池が高価で、車の価…