「ふたつ星」内装を一部公開 武雄温泉―長崎の観光列車、9月開業

榎本瑞希
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 【佐賀】JR九州は6日、西九州新幹線(武雄温泉―長崎)と同じ駅間の海沿いの在来線を周遊する新しい観光列車「ふたつ星4047」の内装を発表した。新幹線開業と同じ9月23日から運行する。

 3両編成で、2号車は弁当などの売店とラウンジを備える。窓などに木材を多用し、一部の布地に新幹線と同じ柄を採用した。JR九州の古宮洋二社長は記念式典で「なんとしても新幹線開業を成功させ、九州全体を元気にしたい」と話した。

 車両は、3月に運行を終えた特急「はやとの風」(鹿児島中央―吉松)や、他の特急の予備車両を改造する。この日小倉総合車両センター北九州市)で改造が始まり、「はやとの風」の銘板が取り外された。

 土日祝日を中心に1日1往復し、午前に武雄温泉から有明海沿いに長崎へ。午後には長崎から大村湾沿いに武雄温泉へ走る。乗車券と指定席特急券で乗車できる。

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この記事を書いた人
榎本瑞希
西部報道センター
専門・関心分野
労働・福祉・ジェンダー