東大寺の大仏殿、液体?まかれる被害 発見時には「甘いにおい」
浅田朋範 米田千佐子 清水謙司
世界遺産の東大寺(奈良市)で、国宝の大仏殿に液体のようなものがかけられているのが見つかった。県警が14日、発表した。2015~17年にも東大寺や興福寺(同市)などで文化財に液体がまかれる被害が相次いでおり、県内の社寺から驚きの声が聞かれた。
奈良署などによると、大仏殿の南側2カ所で、いずれも足元近くの横木に液体のようなものがかけられていた。東大寺によると、発見時は甘い匂いがしたという。付近には防犯カメラが複数台設置されているといい、奈良署などが文化財保護法違反の疑いで映像の解析や成分分析を進めている。
東大寺では15日、文化庁の…