あなたが乗りたい木次線は? 列車のラッピング案と愛称募集
杉山匡史
JR木次線に関心を持ってもらおうと島根、広島両県の沿線自治体などでつくる木次線利活用推進協議会が、定期列車の内外装のラッピング案と愛称を募っている。列車を使った新たな観光ツアーも企画し、ゴールデンウィークからの実施を目指す。
雲南市で3月15日にあった同協議会の観光誘客プロジェクトチーム(自治体と観光協会、JR西日本、日本旅行の計12機関で構成)の初会合で了承された。
ラッピング案や愛称を募る車両は、宍道駅(松江市)―備後落合駅(広島県庄原市)を走る「キハ120系」。テーマは「私が乗りたい木次線」。乗ってみたい車両の内外装のほか、愛称、思いなどを専用の応募用紙に記す。5月13日必着で年齢不問。応募作を参考に、車両の活用方法も検討していく。応募者には木次線グッズ(非売品)を先着で贈る。観光ツアーは日本旅行が中心となって作るとしているが、詳細は未定という。
木次線の運行については、JR西が2023年度で運行を終了する観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の代わりに、観光列車「あめつち」の乗り入れや定期列車のラッピング案を提示した。いずれも沿線地域の観光振興の観点からの提案で、プロジェクトチームは提案を軸に具体化していく。
応募用紙は同協議会のホームページ(https://kisuki-line.jp/)で入手出来る。問い合わせは協議会(事務局=雲南市0854・40・1054)へ…