祇園祭に200年ぶり復帰へ 暴風雨で損傷の「鷹山」、幕をお披露目

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北村有樹子
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 京都・祇園祭の山鉾(やまほこ)巡行に曳山(ひきやま)を出し、約200年ぶりの本格復帰をめざす「鷹山(たかやま)」の保存会は5日、山を飾る幕の一つ「一番水引」を披露した。山を彩る「懸装品(けそうひん)」の、今夏に向けた製作が一段落した。

 一番水引は手織りで、金地に麒麟(きりん)や雲が描かれた。二番水引、三番水引とともに中央部の四方に取り付けられる。

 鷹山は、タカ狩りをテーマにした大型の曳山。京都市中京区衣棚町(ころものたなちょう)を拠点にしている。1826年に暴風雨装飾品が損傷し、翌年から巡行に参加しない「休み山」になった。64年には大火で大半が焼失した。

 保存会は、江戸時代の資料を…

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この記事を書いた人
北村有樹子
大津総局|教育、県政担当
専門・関心分野
教育、人権、多文化共生