観光列車マタギ号、「走る古民家」にリニューアル 長時間乗りやすく

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井上怜
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 秋田内陸縦貫鉄道に今月、新たな観光列車が登場した。コンセプトは「走るマタギの古民家」。落ち着いた色調で山あいを走り、県内外からの利用客を期待する。

 新調したのは、1両編成のディーゼル車。「秋田縄文号」「笑EMI号」と合わせ、秋田内陸線の観光列車だった「お座敷列車マタギ号」を全面リニューアルした。

 オレンジ色だった車体は、地元中学生が考案したマタギと熊のデザインはそのままに、重厚感のある赤と黒の色調に。内装は障子や「叉鬼(マタギ)」のロゴを入ったのれんを下げ、古民家風に作り替えた。食事ができるテーブルも設けた。畳敷きだった客席を背もたれ付きのボックスシートにすることで、長時間の乗車や高齢者も使いやすくしたという。

 改修費5千万円のうち、半分…

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