ロシア軍はキーウ撤退、東部に集中へ 5月9日の「勝利の日」意識か
ロシア軍がウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊から本格的に撤退を始めたことが明らかになった。ウクライナ国防省は2日、キーウ州全域が「解放された」と発表。首都攻略を目的としたロシア軍の初期の作戦は失敗に終わり、今後はウクライナ東部での戦いに焦点を移すとみられる。
ロイター通信によると、ウクライナ当局はキーウ周辺で30以上の町村を奪還したと明らかにした。北西部イルピンやブチャなど激戦地となっていた首都近郊には欧米メディアの記者が入り、ロシア軍の撤退が報道されている。
米CNNによると、キーウ攻略の要所として侵攻初日から激しい戦いが繰り広げられたアントノフ国際空港からもロシア軍が撤退したことが、3月31日に撮影された衛星写真で確認された。
英国防省は2日、ロシア軍の撤退に合わせてウクライナ軍が前進していると分析。撤退したロシア軍は、ベラルーシに向かい、補給や装備を整えた上でウクライナ東部などに再配置されるとみられている。
首都攻略なぜ失敗? 当初は「3日以内で首都陥落」の計画
ロシア軍がキーウから手を引…
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- 【解説】
5月9日の戦勝記念日は、ロシアにとって最も重要な祝日です。ナチスドイツを破ったという歴史も、プーチン氏が言う「ウクライナのネオナチ政権を倒す」という「物語」と重なります。なので、この日に「勝利宣言」をしたいとプーチン氏が考えているというのは
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