SLもおかが運行再開 サクラと菜の花と競演
津布楽洋一 河合博司
客車などの定期点検のため運休していた真岡鉄道の蒸気機関車「SLもおか」が2日、運行を再開した。サクラや菜の花のなかを走るSLを撮影しようと、北真岡駅(栃木県真岡市)近くの沿線には大勢の鉄道ファンらが訪れた。
サクラ並木と菜の花畑は約500メートルで、共に今が見ごろ。SLが到着する30分前には約200人が待ち構えた。SLはファンに応えるようにタイミング良く黒い煙をなびかせ、走り抜けた。
一方、真岡駅(同市)のホームにも、SL目当ての観光客らが詰めかけた。迫力ある姿に「煙のにおいがすごいね」などと歓声を上げた。
SLもおかは土曜、日曜を中心に、下館駅(茨城県筑西市)―茂木駅(栃木県茂木町)の41・9キロを1往復する。乗車はコロナ禍のため、2日前までの事前予約制。2日、3日は満席という。